水月ノート

人の悟りを得る、水に月の宿るがごとし

ブログ移転

2週間経って、2PVしかなかったので、はてなブログはあきらめて、noteに移転することにします。 note.com

愛してる、セックスしよう

遺跡の奥は、林になっていた。林には小道があり、その入り口に、少女が立っていた。しばらく、見つめ合った。数秒だったかもしれない。少女が、「うちに来る?」と、手招きをした。 私にとって、大事な人が誰か、というのは、非常にシンプルだ。私を大事にし…

片思いのすゝめ

私は、片思いが好きだ。 バラが咲いていたら、バラを見れて幸せだと思う。たくさんの人が、そのバラを見る幸福な一瞬を味わえればと思う。そしてそのバラに、たくさんの人から愛される幸福を願う。そのバラを摘んで家に持って帰りたいとは思わない。 けれど…

仕事で「何を」するかは顧客が決めるが、「いかに」するかは自分が決める

学生の進路相談に乗るとき、心苦しいときがある。どんな業界があるか、どんな会社に入ると苦労するか、日本への留学のメリットは何か、そんなことを話すことはできる。楽をして生きたいとか、お金を稼ぎたいとか、目標の決まっている学生にとっては、それで…

自分が自分でしかなく他の誰かには一生なれないこと

中国で、日本語教師をしていたことがある。赴任してみると、予想もしていなかった問題が次々に起きて、悪戦苦闘の毎日だった。最初の頃、壁にぶちあたるたびに、中国に来たことを後悔した。 そんな最初の二週間が過ぎて、大学2年の学生たちが歓迎会を開いて…

この世が生きるに値するか、という問い

大学生のとき、仲の良かった女の子がいた。以下Tとする。Tは真面目な学生だった。授業では一番前に座っている私の隣に座っていた。 卒業旅行で行った温泉旅館の宴会場で、私たちの隣に座ってくれたN教授が、「君たちは、いつもくっついている」と言ったのを…